加藤一 1925 - 2000
繊細な色彩とフォルムを求めて…
20世紀後半をパリで生きた「光と風」を描く日本人抽象画家
1925年、東京は神田生まれの江戸っ子。20世紀後半をパリで生きた「光と風」を描く日本人抽象画家
若かった頃は、国体の自転車競技で数々の優勝を果たし、ヘルシンキ五輪の日本代表候補に。
生家の窮乏を救うためにオリンピックへの出場をあきらめて転身した競輪の最強選手として活躍。
1958年にフランスへ渡り、小さい頃からの夢だった画家の道に踏み込み、今度は画業に情熱を注いだ。
繊細な切れ味で色彩とフォルムを追求し、「光と風」を描くパリの日本人画家として各方面からの賞賛される。
その作品は、フランス、日本を中心として世界各地の多数の愛好家のコレクションに収集されている。
2000年にパリで死去、モンパルナス墓地にて永眠。